【空調服】 バートル AIR CRAFT 2023

皆さんこんにちは。本日は空調服ネタです。ここ数年の酷暑と呼ばれるような気候・環境において、ファン付き空調ウェア、いわゆる空調服の存在感が大きくなってきました。そんな中、各社から様々な製品が登場する中で、頂点と呼べるのがバートルAIR CRAFTなのです。バートル一択なのは今年もギリギリ変わらず。空調服の有用性については今更語る必要も無いのでAIR CRAFTについてダラダラと書いていきます。

さて、空調服着用一般化に近づきつつ、市場競争が激化したように見えても実売価格は高止まりしているのは困りますね。でも、バートル買っちゃうのビクンビクン。

MAX 19V稼働のAC360だ!


実のところ、バートルは壊れないので2019年モデルのAC210もまだ使える状態です。ただ、MAX 10Vタイプなので今となってはパワー不足ですし、埃の蓄積したFANが仕事中に壊れても困るので、定期的に買い増ししてきました。

最大13Vの2021年モデルAC260で完成した感あり。それでもバートルの進化は止まらず、2022年で後方互換性を捨てたフルモデルチェンジを敢行、MAX17V仕様にパワーアップ、そして2023年でMAX19Vとさらにパワーを上げてきました。ちなみに自分は2022年モデルは購入していません

2021年モデルのバッテリー持続時間的な問題でバッテリー買い増しの必要が出てきました。暑いから13V運用を多用します。しかし、13V仕様のバッテリーは1個しか持っていません。12Vと10Vも所持しているので死にはしないですが、物足りなさは否めません。2023年現在、旧型2021年型のバッテリーを買い増すのも何だかなぁと言ったところ。2023年型に乗り替えれば快適なのは保証されているような物ですが、服以外を全交換となると費用がとんでもないことになります。

とは言えだ、空調服は生命維持装置と言っても差し支えないモノなので、ここをケチるのは愚か者でしかないのです。(熱中症の後遺症や、脳細胞死滅、集中力低下で誘発される事故の損害を考えれば安いだろう?)という感じで2023年型導入に至りました。

結局、AC360のバッテリー2個、服1着、ファン2セット購入で4万円以上の出費に・・・


購入から1か月以上使ってみた感想は19V至高!です。バッテリー1個で13Vか9Vの切り替え節約運用で6.5~7時間稼働でした。19V多用していると4時間程度の稼働時間なので、実は言うとバッテリー2個でも不安があります。

旧型13Vバッテリーを流用


そこで、旧型の13Vバッテリーは公式的には完全に互換性を失いましたが、変換プラグ使用で使っています。もちろん自己責任と言うやつです。Amazonで¥600程度の物を買いました。

CNCTWO(コネクトツー) バートル(BURTLE) ファン付き作業服 ファンAC370/371(2023年)、AC310/311(2022年)、電熱パッド サーモクラフトTC500(2022年モデル)を旧型バッテリー(2021年以前モデル)で使用できるようにする 方向変換に便利なL字型変換アダプタ

今のところ風量の低下などは感じられません。アダプタ噛ませている以外は特別なことは何もなく自然に使えております。




新型と言えばファンの水洗いを2回ほど行っていますが異常無し。2023年のバートルAIR CRAFTはこれを買えば間違いなしの決定版と言えるものではありますが、不満もいくつか。

・バッテリーの肥大化
そろそろ限度と言えるところまで大きくなって来ました。2022年モデルで電波干渉によりシャットダウンする不具合が出ているとAmazonレビューで見ました。その対策で2023年からアルミプレートを装備したと推測できますが、ゴツすぎな感じも否めず。

・USB充電不可
バッテリーの充電高速化と引き換えにUSB充電を失いました。個人的にはUSB充電仕様の方が良かったです

・服の耐久性
服が意外と弱いです。服も年式の新しい方が快適だったりするので、買い替えにメリットはありますが、摩耗・破損して買い替えするのとは気分が違います。


細かい不満はあれど、他社製だともっと不満が出るのは確実だと思います。バートルの値段が高いのは信頼性なども考えると仕方ない部分もありますね。性能だけで見れば、パチモノも侮れないレベルになってきています。職場で総額1万円クラスの最新型を見せてもらいましたが、12V時代のバートルよりは大風量で快適そうでした。あとはファンの耐久性とバッテリーの安全性が証明されればワンチャンありますね。

ただ、バートルが1セット2.5万円に対して、中華パチモノ1万円であれば、信頼性やファン・バッテリーが個別で購入でき、長く使えるバートルの方が、使い捨て1万円の製品よりは安上がりかもしれません。

半袖・ベストタイプの需要について

空調服の長期使用ユーザーとして時々購入相談のような物を受けることがあります。まず驚くのが半袖・ベストタイプの需要がかなり高いことです。長袖のメリットを短めに説明してもまず聞く耳は持ってもらえません。

自分の体感では空調服の空気は主に前後首周りから排出し、袖にも少し流すのが理想だと思いました。空気の流れをコントロールする必要があるので、ウエスト周りは絞り上半身上方向に空気を逃がすのが基本です。このことから、服の寸法はゆったりめが良いとされています。

空調服の常識のようなものは初期からほとんど変わっておらず、ファン装着位置なども含めて基本的な構成はほぼ固まっており、現在まで各社ともそれを踏襲している形になっています。元祖空調服の完成度は非常に高かったと言うことになりますね。

そして、その元祖の空調服には長袖しかありませんでした。今と比べて圧倒的にパワーが無いのにもかかわらず・・・

ここまで言えばお分かりいただけると思います。空調服においては 長袖>半袖・ベスト と言うような快適度になっているのです。市場が拡大されるにつれて、マーケティングな都合から半袖・ベストタイプが増えてきているのです。使用素材が少ないので長袖より安く済み、露出が多い分涼しいだろうと言う消費者側の考えが優先されたのです。

真夏にあえて着込むことで快適さを得る空調服の根本的な仕様を考えれば、半袖・ベストで露出を増やすのは空調服のコンセプトに逆行していることに気が付けないのは残念と言う他ないですね。現在はメカ側のハイパワー化によってある程度力押しできている部分ではありますから、どうしても半袖買いたいなら止める理由も無いですが、中華パチモン+ベストの¥5,000セットみたいなものだけは避けていただきたいかなと。

と言うことで今年もバートル一択と言うお話でした。(実は服はクロダルマが一番気に入っていたりします。)

おわり


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