YouTubeに動画UPしたお話

皆さんこんにちは。RTXが欲しくて死にそうなchinpunkanです。

YouTubeに動画アップしました。

2020年秋ツーリングの第5話です。
まず非公開設定でアップロードしてから、VP09コーデックでの処理が終わるのを待って公開しました。
理由は後述。

本日は動画素人が動画関連のお話をします。

動画作成環境

■動画編集ソフト
DaVinci Resolve16(無償版)

■撮影カメラ
GoPro Hero9+Media Mod
GoPro Hero7 Black

基本的にこの2つだけ使っています。
自分の場合、Hero9があればHero7はもはや必要ないと言っていいでしょう。というか、Hero7壊れました。

Hero9で給電撮影を多用する撮影スタイルとMedia Modの相性は良いといえますが、その反面、バッテリー交換が非常にやりづらくなるデメリットもあります。

■撮影ファイル形式

4K 29.97fps Superview h.265 HEVC ビットレート最大(100Mbps)

数パターンを試していくうちにこうなりました。


h.265 HEVC ビットレート最大(100Mbps)

これはなるべく高画質で撮影したいという単純な理由です。


SuperView

GoProの超広角撮影モードです。レンズ交換無しで設定できる最大角度です。
超広角撮影ですとスピード感が倍増し映像を盛ることができます。


29.97fps

1秒間の描画コマ数ですが、モトブログの指南ページなどですと60fpsが推奨されています。これは映像を滑らかに見せるためですね。

ですが、実際撮影してみますと、機器にかかる負荷の割には60fpsのヌルヌル感のような物は出ていないと感じました。
であれば、60コマの映像に1秒間100Mビットを消費するよりも、30コマに100Mビットを使い、1コマあたりの画質を上げ高画質に全振りで良いのでは?と考えました。フレームレートを下げて画質を向上させる作戦です。


4K

解像度 3840×2160 のことですが、ここが一番重要です。撮影・編集ともハードルが上がりますが、現時点のYoutubeで4Kアップロードのメリットは大きいです。

まず元映像から動画編集工程でエンコード(圧縮)1回目
それをYouTubeにアップロードすると、YouTube側でエンコード(圧縮)2回目となり、画質の劣化が進みます。

ですので、できるだけ高解像度でアップロードしておけば劣化具合を緩和できるということです。

さらに、4KとフルHD動画のアップロードではYouTube側のエンコードに使われるコーデックも別になり、画質に大差がつきます。

自分の環境では2021年1月現在、フルHD 1080P(1920×1080)の動画をアップロードしますと、AVC1というコーデックが使われて再圧縮されており、YouTube上で閲覧可能な状態になります。

対して、4K (3840×2160)の動画をアップロードしますと、VP09というコーデックが使われて再圧縮されており、YouTube上で閲覧可能な状態になります。そして、この動画をYoutubeの設定から1080P再生に切り替えますと、VP09で再生されます。

画質としましては、4K(VP09) >> 1080P(VP09) > 1080P(AVC1) という順番です。

1080Pより上の解像度(1440Pや2160P)で動画をアップロードするとVP09の高画質コースで処理されています。
1080Pまで(1080Pや720P)で動画をアップロードするとAVC1の微妙画質コースで処理されています。

そして、高画質コースの処理では、いったん微妙画質で処理され公開されたのちに、数時間から数日後に高画質コースで処理されたものと置き換わるようです。これがアップロードしてからすぐ公開しない理由となります。アップロード直後は低画質過ぎてやばいですよ。

想定される再生環境がフルHDだとしても、4Kアップロードすれば画質の劣化を最小限に抑えることが可能です。

■PC環境

Ryzen5600X
GTX1070
DDR4 32GB
Windows10Pro

この環境で上記アップロード動画(22分)のエンコード所要時間は1時間程度でした。

ソース
4K 29.97fps Superview h.265 HEVC ビットレート最大(100Mbps)

DaVinci Resolve デリバー(書き出し)設定
カスタム H.264 MP.4 3840×2160 29.97fps ビットレート最高

無償版ですのでGPU支援機能が使えないらしいです。と言ってもGPU負荷状況を見てみると、全く使われていないわけではなさそうです。
CPUは全6コア4.6GHz以上で張り付いていましたのでフルパワー使っている感じです。SMTも全開で12スレッドフル稼働でした。

上位モデルのCPU(ZEN3)であれば処理時間は半減しそうですね。

ということで、YouTubeに過剰品質でアップロードしても損はしないというお話でした。

おわり

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