非常時用のLEDライトの携帯を推奨します
皆さんこんにちは。本日はLEDライトのお話です。なぜLEDの話題なのかと言いますと、先日起きた新潟のせんべい工場火災について思う所があったためです。この事故で逃げ遅れて亡くなった方々は防火扉の手前で発見されたと報道で知りました。火災発生時の停電により身動きが取れなかった可能性は十分考えられます。食品工場に持ち込めたのかどうかは別としても、ある程度明るいライトは常時携帯しておくべきだと思いました。
そうは言えども、実際にLEDライトを持っていて緊急時に役立ったことはほとんど無いですね・・・ SF-301と言うLEDライトが登場したあたりからLEDライトを携帯するようになりましたが、17,8年間でLEDライトが役立ったのは職場停電時の1回だけでした。
それでもやはり、ライトの所持不所持によって生死を分けるような状況は低確率であっても確実に存在します。商業施設や雑居ビルなど、きちんと安全管理されている保証は無いのです。唐突な停電からの暗闇の中で落ち着いて行動するために照明は必須アイテムと言えるでしょう。そして照明は明るければ明るいほど安心感を生み出し、パニックに陥らない的確な行動につながるはずです。
と言うことで、前置きが非常に長くなりましたが、自分が現在使っている常時携帯用のLEDライトの紹介をします。
Trustfire MiniX EDCライト
普段から持ち歩くライトのことを、フラッシュライト界隈では「EDCライト」と呼称しますが、自分はライトマニアではないので厳密な定義は良くわかりません。自分の持ち運べる範囲や、状況などを考えて携帯しているのがこちらになります。
懐中電灯 ledライト Trustfireミニ懐中電灯MiniX全金属製のフラッシュライト 防水防塵IP66/Type-c電池式/320ルーメン/軽量小型 ハンディライト 防災 停電対策 緊急用キーホルダーライト 自転車 登山 夜釣り 作業ライト(本体色:ライトブルー LED光:白+赤)¥2,399
実際に使用してみて、良い点と悪い点を挙げてレビューしていきます。
■Trustfire MiniX 悪い点
・確証はありませんが、電源オフ時に待機電力を消費している? 自然放電かもしれませんが、点灯していなくてもバッテリーが減っています。
■Trustfire MiniX 良い点
・明るさ最大で320ルーメン。現在のLEDフラッシュライトとしてはそんなに明るくはありませんが、スマホのフラッシュLEDを点灯させるよりは明るいです。
・キーホルダーとしてはギリギリ許容範囲の大きさ。見た目は大きめですが重さは非常に軽いです。
・誤作動しにくい仕組みが備わっています。(操作方法は後述)
・USB Type.C でお手軽充電。スマホと同様の充電方式なので充電環境に困ることは無いでしょう。
・白色光の他に赤色光も利用可能。(赤白同時発光は不可)
・防水防塵
今のところ感じている欠点は一つだけです。超小型ライトとしてはかなり考えて作られています。まず、非常時に使えるかどうかと言う部分ですが、小型で携帯しやすいのは大きなメリットです。そして、誤作動に強く、不意に点灯してバッテリーを無駄に消耗したりしないので、緊急時にバッテリーが無い状況を防げます。
あと意見の分かれる部分としましてはボディ材質ですね。キーホルダーに付けたりする場合は、周囲を傷つけにくい樹脂やラバー系の素材が好ましいでしょうし、ライト本体の耐久性や放熱性を考えれば金属製が良いとも言えます。個人的には金属製の方が好きなので欠点とはしませんでしたが、人によっては欠点になりうると思います。
■Trustfire MiniX 操作方法
操作方法が複雑なので書いておきます。
ボタン1つで全ての操作を行います。
電源オフの状態→ボタン1回押し→バッテリ残量表示(電源ボタン中心のインジケーターの色で残量を判断)
電源オフの状態→ボタン長押し→前回点灯時の明るさで点灯→ボタン1回押し→ボタン押すごとに明るさ4段階ループ
電源オフの状態→ボタン長押しで前回点灯時の明るさで点灯後も長押し継続→赤色光点灯→ボタン1回押し→赤色光点滅→ボタン押すごとに赤色光点灯点滅ループ
点灯や点滅などの発光時→ボタン長押しで消灯
電源オフの状態→素早くボタン2回押し→白色光弱点滅2回した後に端末ロック→ボタン1回押し、または長押し→白色光弱点滅2回、ロック継続中のサイン
端末ロック状態→素早くボタン2回押し→白色光弱点滅2回した後に端末ロック解除
※充電動作で端末ロック強制解除
■Trustfire MiniX まとめ
EDCライトとしては高機能なのでおすすめできる仕上がり。特にロックアウト機能はポケット収納で運用する場合は必須機能と言えます。ちなみにロックアウトしないでポケット収納していたところ、誤点灯していました。 そして、バッテリー残量が減ってくると、最大発光にモード切り替え不可の省エネモードになっていました。(温度でリミッターが発動した可能性もあり)
この製品を使う前はNITECOREのTUBEなどを使っていましたが、時々誤点灯する上に、MicroUSB充電端子で時代遅れ感が出てきたところに、バッテリー寿命でトドメを刺され廃棄処分としました。NITECOREのロックアウト機能付きの上位品であるTUPはTUBEの7倍程度の高価格で手が出ません。
他社製品の「OLIGHT i3E EOS」は単4エネループで明るさそこそこ、スリムコンパクト、単純操作、¥1,000以下で安価とかなり良い製品でしたが、ヘッドキャップの開け閉めでライトのオンオフをするため、ヘッドが緩んでヘッドと電池を紛失してしまうという、EDCライトとしては強烈な欠点があったため、円筒タイプでツイスト点灯のLEDライトは収納ケースが必須と考えます。その点、電子スイッチのTrustfire MiniXであれば、端末ロックアウト機構により、裸運用が可能ですから、ポケットなどに入れて置いたり、カラビナで吊るしておくライトとしてはかなり良い線行っているのではないでしょうか。
仕事中も持ち歩き、夏場は汗だくになったりしますので、耐久テスト的な扱いをすることにはなりますが、壊れたり変化などがあった場合は当ブログで記事にしていく予定です。Trustfire MiniXが意外とあっけなく壊れるような製品であった場合、NITECOREの1万円近くする高級品に行くしかなくなりますので、是非とも長持ちしていただきたいところ・・・
今のところ長期の耐久性は未知数ですが、Trustfire MiniX 常時携帯ライトとしてはおすすめです!
おわり
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