GIXXER SF250 納車された話

皆さんこんにちは。最近はゲームもブログも放置気味でずっと動画の編集をしていたchinpunkanです。大した編集はしていないはずなのに編集作業にものすごい時間がとられてしまっています。それに加えて、扱うデータが大きすぎてAviutlがエラー落ちする現象に悩まされています。これを力技で解決するべく、大容量HDDを注文しました。



SUZUKI GIXXER SF250 並行輸入仕様 購入


さて、本日はついにオートバイ購入計画が完了したお話です。スズキ GIXXER SF 250 エクスタシー エクスターカラーを購入。スズキのバイクはこれで通算7台目、連続で5台目です。購入バイクは色々迷いましたが、基本的にオートバイは何に乗っても楽しいのでその時の気分で購入します。重いバイクより軽いバイクが欲しい気分でしたので実車を触りもせずに購入を決めました。

国内仕様の発売日を待ってショップに行きましたが、折からの567禍により供給が安定しておらず、国内仕様ですとマットブラックの車両以外は納期未定とのことでしたのでインド仕様の並行輸入車を購入しました。

国内正規品と並行輸入品の一番の違いはメーカーのサポートですが、この辺は運絡みなので軽視します。インドは日本と同じ左側通行ですし、最近のモデルはヘッドライト常時点灯なので日本と違うのは気温と道路環境あたりでしょう。インド人は体格が東南アジア系よりデカい感じですので、デブの自分が乗っても車体に問題はなさそうです。

国内仕様ですと標準装備のタイヤがダンロップのハイグリップらしいのですが、自分はBS派ですので訴求ポイントとしては弱いです。むしろこれからの季節は暑くなりますので灼熱のインド仕様のタイヤの方が良いまであります。(実はそうでもなさそうです)

重要なのは国内仕様が存在するおかげで並行輸入車でもパーツ供給の恩恵に与れるというところです。



GIXXER SF250 乗り出し価格

キャッシュレス還元政策のおかげでかなり安く購入できました。トリトンブルー以外ならさらに安いという神コスパです。

自賠責5年付き乗り出し実質価格 ¥411,401





GIXXER SF250 インプレや感想

ルックス

まず見た目は普通の大きさです。NinjaやGSX250Rよりは少し小さめです。コンパクトではあるのですが写真で見るよりも実物はグラマーというかボリューム感あります。特にタンクの張り出しのデカさが目立ちます。側面からの写真と下から見上げるアングルなどのよく見る構図だとあんまりかっこ良く見えないのですが、実物はかなりかっこいいという逆パネマジのべっぴんバイクですよGIXXER SF250は。特に上から見下ろすアングルがセクシーです。

ポジション

乗車ポジションは腰高感あって見晴らしがいいですす。足つきはサバ読み身長180cmですとベタ足ですが、体重100kgでも車体の沈み込みが小さいので、平均身長体重の方ですと足つきは悪い方かもしれません。足着き問題なくても跨るのは結構面倒です。

ハンドル位置は高いですが、シート高も高いので体感でのハンドル位置は低いです。昔のレプリカと違ってハンドルフルロックでタンクに手を挟んだりしないのでフルロックはしやすいです。ただし、ハンドル切れ角が小さいので小回りはしにくいです。シートもハンドルも高く開き気味なので慣れるまで時間がかかりそうです。リーンが過敏で少し怖いですね。フルカウルにこだわりが無ければネイキッド版のGIXXER250の方が運転しやすそうに見えます。


エンジンノイズ

エンジンはメカノイズがほとんど聞こえないレベルで静かです。


シフト操作感

シフトフィールは軽すぎて驚きましたが、確実に作動しています。ガチャガチャとかガチャコンガチャコンではなくてカチャカチャするタイプです。


クラッチ

クラッチは重くはありませんが軽くもないです。レバー類は遠い部類かと思います。自分は手がデカイので気にならないポイントではあります。


ハンドルグリップ

ハンドルグリップが滑るという話が散見されますが、自分の購入した個体は全然滑る感じはないです。グローブとの相性説ありそうですね。


サイドミラー

ミラーの後方視界は抜群とは言えませんが良好。これだけ張り出しておいて視界不良だったらさすがにまずいですよね。やはりハンドルマウントのミラーよりはカウル固定式の方が個人的に好きです。


ヘルメットホルダー

ヘルメットホルダーはタンデムシートで挟み込むタイプの左右合計で2個のよくあるタイプです。X-Fourteen Lサイズの固定問題なし。


ヘッドライト

LEDでキラキラしており被視認性は良さそうです。LEDの白色光ですので視認性は△です。左右方向にかなりのワイド照射で良くできています。ほぼロービームだけで済むような素晴らしい配光ですが、左右均等に照らしており左側通行用のカッティングがされてないっぽいです。ハイビームはロービームに追加で発光しますがおまけ程度です。光軸調整はアッパーカウルの裏に手を突っ込んでプラスドライバーで調整可能です。


テールランプ

テールランプは見かけないデザインでかっこいいです。昼間はテールランプ自体が小型ですのでほとんど目立ちませんが、夜間の発光は強く申し分ない明るさです。


エンジンフィーリング

一応慣らし中ですので8,000rpm程度までしか試していませんが、非常に乗りやすくシングルエンジンらしいフラットトルクです。その反面回転上昇しても力強さを感じにくいと言うかパワーの盛り上がり感に欠けています。その分中速域での瞬発力があるのでモタードとかネイキッドの方がエンジンを生かせると思いました。

意外な感じなんですが時速25㎞ですと4速でノッキングしはじめます。3速20㎞以下もエンジンがグズりだす兆候がありますのであまりシフト操作をサボれるバイクではないです。高いギアで回転落としても加速自体はできますがエンジンがガクガクしだすということです。適正ギアでのエンジンの回転上昇は速いというか軽いですね。あっさりと軽く回りますが、パワーもそれなりにあっさりです。シングルエンジンということで振動が気になるかと思いますが、適切なギアを選択している状態ではほとんど振動しないと言っていいレベルで品質や精度の高さを感じ取れます。GIXXER SF250の低回転ハイギア走行時のポコポコとした鼓動感は脱力系で気が抜けます。


エンジンブレーキ

かなり弱いです。4サイクル単気筒エンジンのイメージからは考えられない感じでした。同じくSUZUKIの250cc4バルブ単気筒であるVoltyなんかはエンジンブレーキが強かった記憶があります。SOXのwebだかyoutubeでスリッパークラッチ装備と出ていましたが、マジでついているのでしょうか?バックトルクリミッターもスリッパークラッチも体験したことが無いのでわかりません。


前後ブレーキ

BYBREのブレーキはものすごく扱いやすく良く止まります。新車でブレーキの慣らしは当たりが出るまでしっかりやろうと身構えていたのですが、その必要がないくらい十分な効きでした。インド人のYoutube動画ではブレーキの得点が低かったので少し心配でしたが杞憂でした。


サスペンション

新車というのもありますが、サスは固いです。200km走行後もタイヤのグリップ感は上がりません。不思議と乗り心地は悪くないです。150サイズの太めのリアタイヤの恩恵でしょうか。しかし、段差通過だけは別で非常に激しい突き上げを食らいます。プリロード調整をして上から3段目だったのを3段弱い方向に調整したところ少しマシになりました。3段落としたのに乗車時の沈み込みは大差ない感じがします。


GIXXER SF 250 リヤサス調整

車載工具にリヤサスペンション調整用のフックレンチが入っていないのでキタコ製のアジャスタブルフックレンチを別途購入しました。


どの製品が適合するか不明でしたので可変式のレンチを購入しましたが、できればシンプルな調整機構なしのレンチが使いやすいかと思います。ダブルナット式の高性能サスペンションなどではないのでレンチは1本用意すればOKです。サスペンション調整はチェーンカバー一体式のインナーフェンダーが邪魔なのでずらして調整しましたが、全部外した方がやりやすいです。





フレーム

このバイクは150cc版のフレームを補強したものとのことです。強めのブレーキングや直線で速度を出しても剛性不足は全く感じませんでした。ショートホイールベースですが直進安定性に問題はありません。手放し運転も可能です。


カウル

一応、フルカウル車ですが、防風効果はほとんどないです。ネイキッドバイクと大差なしです。ほぼ見た目装備でしょう。メリットとして気温30度でもフルカウル車とは思えない快適度でした。タンクも樹脂カバーで覆われていますし、鉄パイプフレームも徹底的に隠してある構造ですのでアルミツインチューブのように熱がライダーに伝わる感じではないです。インドの気温45℃にも耐える設計というのは伊達では無さそうです。


車体重量

このバイクは全てが軽いです。サイドスタンドも頼りないレベルの軽さです。車体の軽さに至ってはガソリンが入っていないかのような錯覚を受けます。(納車直後に満タン給油済・サリーガード有)


積載性

荷かけフックの類は見当たらないです。フック付きのロープを用意したり、適当な場所にロープを引っ掛けたりして工夫する感じになります。自分はバイクに箱付けたりして、たくさん物を積んで走るタイプの人間なのですが、今回はせっかく軽量なバイクを購入したので、軽快性をスポイルしないように、携行荷物を減らす方向にしました。当分の間、リヤキャリアや箱を付ける予定はありません。

しかし、リュックを背負うのも苦痛ですのでサイドバッグを導入しました。

ドッペルギャンガー ターポリンシングルサイドトートバッグ

そこそこの容量で防水対応ですのでこの製品を選びました。着脱がワンタッチで行かないなど面倒な部分がありますが、そのへんは汎用性とのトレードオフです。製品付属説明書を読むと「アシストループベルト」という部位説明に載っていないアイテムが登場するので少し困惑させられました。メーカーのWebサイトでは訂正された説明書を読むことができます。

GIXXER SF250に取り付けの場合は、説明書には従わず、前方および後方固定ベルトを前後入れ替えて使っています。サリーガードはスイングアームと一緒に動くのでベルトを取り付けるのは厳禁です。

後方ベルトの取り付け場所がほとんどありませんでした。リヤウインカーやリヤフェンダーは柔軟性があってヘコヘコ動くのでベルトの取り付けには向かなさそうでした。リヤフェンダーは左右部分はグニャグニャなんですが、中心部はフレームが入っているためそこそこの剛性がありそうでしたので、そこに後方ベルトを取り付けました。

取り付け自体はしっかりでき、500㎞走行でも問題出ませんでした。リヤフェンダーの左側のくぼみにすっぽり収まっているのでフェンダーと常に接触しているのが少し心配です。防水性の方は試していないのでわかりません。


燃費

給油口を開けると給油ノズルを奥まで突っ込めないようにストッパーがあります。セルフ給油時にストッパーに当たる位置まで給油ノズルを挿して給油すると正確に満タン給油が可能です。ガソリンの入れすぎ防止にもなりそうです。納車直後に給油してから280km走行あたりで燃料警告表示らしきものが点滅しました。それから少し走行して294.4km走行時に給油したところ7.40リットル入りましたので燃費は39.78km/lとなりました。慣らし運転中ですので全開走行はしていません。8,000rpm程度までの強めの加速はしており、体重100kg+荷物10kgを考えるとかなりの低燃費となりました。ちなみにすり抜け走行無し。山間部無し。市街地低速走行7割、郊外で空いている道3割程度の走行条件です。

初回給油 バイク引き取り直後のため燃費不明
2回目給油 39.78km/l
3回目給油 34.00km/l
4回目給油 38.58km/l




納車して600㎞走行の総括

とりあえず何日かに分けて600kmほど走りました。基本的に買うまでわからなかったような欠点は見当たりませんでした。ウインカースイッチにクリック感のような引っ掛かりがあるのがちょっとだけ気になりました。おおむねネットで仕入れた情報通りの性能で抜群のコスパ車と断言できます。そして意外にも人を選ぶような感じがあり、安くても初心者向けとは言い難いです。エンジンの感触は丸くしっとりと、それでいて軽快なのでベタぼめできますが、いかんせん車体が硬すぎます。インドの環境での耐久性を持たせた結果なのかもしれませんが、この点はクセが強いと感じました。動力性能が必要十分でルックスも良しの低コスト運用ができるバイク。ただしコーナーで車体を曲げるのはライダーの仕事としてしっかり残してある感じです。へたくそライダーの自分としてはこれが結構つらいのです。深夜に100km程ハイペースで走ってみましたが、通常なら無意識で曲がれるような場所でもかなり気を使うので滅茶苦茶疲れました。

「発進」「加速」「停止」はものすごくイージーです。ですが、交差点曲がる時に「あれ?なんか膨らみ気味かな?」ってなります。それが飛ばすと顕著になって「やばい、曲げられねぇ」って冷や汗かきます。乗り手の技量不足を痛感させられます。インドタイヤが滑るとかいう話ではないです。国内仕様に高級タイヤをおごってある理由を考えてしまいました。セールスポイントの追加というよりは、日本の気温はインド程高くないでしょうし、道路舗装の質が良いので高速走行寄りになることを想定してのハイグリップタイヤなのかもしれません。タイヤで大化けする可能性があるとかロマンがあっていいですね。インドタイヤを使い切ってからのタイヤ選択が楽しみです。(1,200㎞走行しました。ハイグリップタイヤ換装で戦闘力爆上げ+ライフ半減とかになるのであれば、今のインドタイヤでも良いかもしれないと思いつつあります。)

とりあえず、エクスターカラーのSUZUKIロゴが最高なので買い。



追加パーツ

GIXXER SF250 ACC電源分岐

キタコ 電源取り出しハーネス

USB電源を確保するためキー連動のアクセサリー電源から配線をもってくるために購入しました。
車体側のハーネス類を加工するのは避けたかったので、既製品の割り込みコネクターを選択しました。

ヒューズとか診断用のコネクターとかいろいろあるようですが、自分はテールランプから電源を分岐させることにしました。
コネクターの場所はタンデムシートをロックしている部分の真下あたりにコネクターが詰め込まれています。
おむすび型のコネクターなので見ればわかると思います。これで、車体側の配線加工無しでキー連動電源が確保できました。



デイトナ マルチバーホルダー

ステムホールクランプ用です。

マウントキットも購入

ステムホール径 Φ15-17用

ステムホールは樹脂製のキャップを外す必要があります。
特に不具合なく取り付け使用できています。
2点支持タイプの方が良かったような気もします。



ノーマルで十分完成度の高いバイクだと思いますので大きな改造はしないと思います。まだまだ先ですがリヤキャリアは良さげなのがあれば購入したいです。

おわり

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