MTB 近代化改修01

皆さんこんにちは。本日は自転車ネタです。

先日公開の記事にて、電動アシスト自転車の不具合が収まったので旧式MTBの改修に着手すると書きました。部品が届きましたので記事にしていきます。が、なかなか思い通りに事が運ばないのが世の常であります…

旧式MTBの近代化改修(大げさ)として何をするのか書いていきます。

タイヤチューブのCLIK VALVE化、リジッドフォーク→エアサスフォークに変更、ヘッドパーツ交換、ソーラーテールライト装着の4点です。将来的にはもう少し手を入れていく予定です。

CLIK VALVE導入

CLIK VALVE化について。これは導入して大正解でした。ただし、何も考えずに導入できるかと言えばそうでもない感じ。

仏式チューブ2種類


左のコンチネンタルのチューブは右のシュワルベに比べて対応サイズが少ないうえにデカくてかさばるチューブです。右は先日購入したチューブに似ていますが、対応する最大タイヤサイズがわずかに太い(26×2.5)旧製品です。両製品とも少し古い物になりますが、右のシュワルベはCLIK VALVE装着確認できました。コンチネンタルはバルブコアが外せないのでアウトです。もちろん現行のシュワルベチューブもOKでした。

対応ポンプの話をしますと、手持ちであればCLIK VALVEの米式ポンプアダプターですべて利用できました。その一方で、通常の仏式で利用したところ、仏式アダプターを利用するタイプのパナレーサーBFP-AMAS1では利用不可。そして他の手持ちポンプはすべて空気の補充自体は可能でしたが、充填スピードやら使い勝手で論外と言ってよいものでした。米式ポンプアダプターはほぼ必須だと思います。と言うわけで追加で本家のCLIK VALVE米式アダプターを購入。出費が増えました。さすがに1個所持では心配なので予備は必要でしょう。

青い方が小型で金属製 白い方が大型で樹脂製
Panaracer,TOPEAK,GIYO,すべて米式アダプターで快適利用です


そして一番の弱点は空気圧計測です。手持ちのPanaracerの仏式専用エアゲージではかなり低い値が表示され、おまけにバルブを非常に深く差し込まないとゲージがピクリとも動きません。体感3BARが計測2BARと言った感じで大きく差が出ます。ということでPanaゲージは使い物にはなりませんでした。

手持ちの携帯ポンプ(GIYO製)は簡易空気圧ゲージ内蔵で空気充填時に数値が見られます。こちらは体感と同等の数値を指しておりPanaゲージよりは信頼できそう。このGIYOポンプ見た目は非常に安っぽいです。実際に価格もamazonで千円、アリエクで500円程度と爆安の商品ですが、図体のデカいパナのBFP-AMAS1より空気は入れやすく非常に良い製品です。さすがにTOPEAKのMT.ROCKET Master Blasterには劣りますけども。

そんなこんなでCLIK VALVE専用の単体空気圧計が欲しくなってきました。代替方式として米式エアゲージにCLIK VALVEアダプターをかませたら計測はできました。ただし、きちんと密着させないと一瞬で盛大な空気流失を招きエア充填やり直しになりますし、密着させ続けるのは成功率50%くらいなので実用性は皆無。

そろそろ電動ポンプに乗り換える頃合いかも。自分の自転車運用方法では、指定空気圧まで自動でバッチリ充填してくれるのであれば、単体エアゲージの出番はほとんどなくなりますので。

それからこれは余談なのですが、CLIK VALVEのamazonレビューを見て思ったことがあります。なんで自分のミスを製品のせいにするのかな?って思いましたよ。

CLIK VALVEレビュー抜粋


製品の不良もあるにはあるのかもしれませんが、、、これはユーザー側の落ち度と言うか、観察力が低すぎなのではと言う良い例じゃないですかね。

通常のバルブキャップは回して閉じます。このクリックバルブのキャップは押し込んで閉じます。そうです、押し込んで閉じるのを知らずにレビューで非難している可能性が高いんですね。回してダメなら押し込んでみるという簡単な発想の切り替えさえできない。

大きく注意書きに書いたり、誰かが動画などで実演しないと理解しないのでしょう。キャップが閉まらないのを製品のせいにしている他責思考に反吐が出ます。思い込みから動こうとしないと確実に老害化しちゃうよ。本当に不良品を掴んだだけなのであればスマンと謝っておきます。



RISK ヘッドパーツ装着

さて、次はヘッドパーツです。フォークより先に届きました。

これを交換します
アリエクで買ったリムーバー


フレームから自転車を組んだことはあるのでヘッドパーツのインストールは経験済みです。しかし、古いヘッドパーツを外すのは今回が初めてです。と言うわけで、ヘッドパーツ抜くために特殊工具をアリエクで調達しました。ただ、これ細すぎな気がします。サイズ比較用にスターファングルナットを並べて撮影しました。なんかサイズ的に思っていたのと違う…こう、広がったタコ足がヘッドパーツ内側円周にまんべんなく引っかかる感じを想定していました。実際にはタコ足の一部しかかかりません。

文句言っても始まらないので仕方なくリムーバーをセットして叩きましたが外れません。偏りを警戒して徐々に外そうと考えていたのがまずかったようで、割り切って一か所ドカンと一発叩いたら簡単に抜けました。

さよならケーンクリーク
新たにRISK!を取り付けます

シールドベアリングだよ
アリエクで買ったツールに合わせてみた


圧入工具すごいですね。以前は自作工具を使いましたが、今回は思い切って買ってみました。¥2,000くらいの高級品ですよ。両端ベアリング仕様が素敵。上下ヘッドパーツがあっさり取付完了しました。



点検作業をしたところ…

残るはソーラーテールライトとフォークです。ソーラーテールライトは物はあるので最後の仕上げに取り付けるとして、問題はフォークです。ヘッドパーツ取付完了時点ではまだ届いていませんでした。と言うわけで、車体の各部を点検することにしました。

巨大ケージペダル


まずはペダル。片側が少し渋いですね。時間もあることですし、グリスアップでもしようかとダストキャップを外したところ、、、樹脂製ダストキャップが崩壊しました。劣化で割れたというよりも、ドライバーでこじったら崩れたという感じです。

中も汚いなぁ…
とりあえず分解洗浄


一応玉全部抜いて掃除したりしましたが、玉あたりの調整がシビアすぎてやる気消失しました。この時点で片側しか分解していないのであっさり諦めですよ。新しいの買っちゃおう♪



手持ちの製品とはシャフト径が違う気がする


何かシャフト径が違う気がしますが、一応まだ売っている模様。つか、いくら入手性が悪いからと言っても高すぎだろ。こんなん買えないわ。

と言うわけで、新しいペダルが必要になりました。ペダルを買う羽目になるとは完全に想定外です。買う製品の選定に入るもかなり難航。基本的にペダル関連はamazonよりアリエクの方がよさそうですね。ただし、中華製品の安パイであるRockbrosあたりを購入するのであればamazonが安くていいかな。ざっと見て回った感じの好みで言えばshanmashiと言うブランドが良く見えました。ただアリエクで5,000円以上する高級品なので急ぎで買っていいような値段ではないです。

あ、急ぎなのを忘れていました。アリエクで買って2週間もペダル待ちなんかしたくないですよ。と言うわけで購買対象をamazonに絞ることに。

ベストセラー1位
似てるなぁ?


両製品ともかなり似ているんですよ。ただ、写真で見ると500円高価な方がかなり良く見えます。3ベアリングなのも良さげ(表記を信じるのであれば)ですし、ブランド名のKとMを使った自転車に見えるロゴもいい感じ。



あえてベストセラーを避けてみた


注文翌日に届きました。第一印象はかなり品質高くね?です。手で回した感触は申し分なし。ペダル取付用の工具と予備のスパイクピン+工具、クランク接続部の極薄ワッシャ4枚付属と至れり尽くせりのパッケージでした。

ダストキャップはボルト


先ほど痛い目を見たダストキャップもかなりしっかりとした作りです。これは文句の付け所ない奴だぞ。問題は耐久性だけですが、この作りでやわいということはなかろうて。

ところがぎっちょん
左ペダルのシャフトだけ工具が入らないのです…


これはやばい。付属の工具が入らないので自前工具を試すも同様の結果に。ペダルスパナ使えないタイプなので六角穴が駄目だとお手上げなんですが、、、 少しだけ穴が斜めっているようで少し角度を付けたら何とか工具が入りました。工具の差し込みはかなりシビアな作業で集中力を要しました。右ペダルは何ともないんだけどなぁ?そのほかの部分は物凄く良い作りなので絶賛まではあと一歩と言ったところ。本命のshanmashiペダル注文しとこうかな?なんて考えてたりしたんですが…このあとそれどころではない状況が発生。



Nanlioフォーク着弾

緊急でペダル購入と言う余計な出費をしたところでエアサスが届きました。

Nanlio X7 Pro
ステッカーチューンしちゃうよ


このステッカーなんですが、普通のプチプチ袋に入れて送られてきたので輸送中に消えない折り目が付きました。紙幣の折り目のような感じで修正できなさそう。

フラッシュ焚いたら光ったぁーー


ホログラムいいなぁ。ステッカーチューンは折り目の件もあるので保留します。と言うかサスの形状的にどうせならFOXを模すべきだったっぽいです。

おまけがついてきた
こっちを使います


スターナット打ち込み面倒なのでプレッシャープラグで済ませます。別にこれでも不具合出ませんからね。

そして、フォークを取り付けました。コラムは切らずにスペーサーをやりくりして仮固定です。ノーマルサス時に80mmトラベル仕様だったので120mm化したことにより少し前上がりになりました。ブレーキ取り付けはインターナショナルからポストマウントに変更となりますが、使っているブレーキがAvid BB7なのでアダプター無しでそのまま付けられるようになるはずです。

早速ブレーキ移植作業に入りましたが、ダイヤル回してもピストンが戻らないです。戻らないのは稼働側のピストンです。ゴムブーツが劣化でボロボロなのでどこかが壊れていてもおかしくない状態。

軽く分解


まず、トルクス抜いたのに本体が割れません。合わせ目のような線がうっすらと入っているので分割できると考えましたが、これ本体1ピースキャリパーですね。分割できないのにボルト貫通させているのは何でだ?補強?

と言うわけで、分解は稼働ピストン側中心に行っていきます。ある程度ばらしたところで内周にスプラインが入っており、特殊工具が無いと無理な感じなので分解は断念しました。とりあえず分かったことは、パッドに接触している第2ピストンが外れている感じです。なぜか稼働側ピストンが2段構成になっており、稼働ピストンが直接パッドを押す形にはなっていませんでした。パッドの接触を均一にするための細工がしてあるっぽい?

いずれにせよBB7のMTB用のシルバーカラーは旧型でかなり古い製品ですから、劣化したゴムパーツの調達も考慮すれば買いなおした方が早いことになります。またここで出費イベント発生ですよ。度重なる追加出費にshanmashiペダル買っている場合ではなくなりました。変えるのであれば前後ブレーキ同時になりますから、とんでもない金額になる予感。

調べたら一応Avid BB7はまだ売っていますね。通販サイトで買うと前後で3万くらいかかりそう。何と!アリエクでも売っていました。前後で8,000円くらいです。この金額であれば中華ブレーキの油圧を買った方が良い気もしましたが、この自転車は前後SRAMシフター、ブレーキはAvidのやや高級なレバーなので、やっぱり統一感を出すためにBB7にしたいところ。

と言うわけで、自転車の完成は何もなければ11月ごろにずれ込む予定となりました。そのうち続編記事を出す予定。

おわり

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