MTB 近代化改修04
皆さんこんにちは。本日は自転車ネタで参ります。MTB近代化改修4回目の今回はフロントチェーンホイールのシングル化について書きます。
シングル化の理由は前回記事にて書いた通りで、リヤのカセットスプロケ大径化でフロント変速不要になるのでは?と言う目論見です。
用意したパーツなど

黒い方が今回取り付け予定のスプロケです。¥2,189


Deckasのナローワイドチェーンリングを2サイズ購入。購入価格は2つで¥1,662

バッシュガードだと思って買いましたがかなり薄いです。¥861で購入。クランクは変更しないのでアウター位置に取り付けます。

購入価格は¥1,234(高値で買ってしまった模様)

自宅ストック部品 2015年に¥1,980で購入。過去に電動アシスト車のRBチェーンをべた褒めしていましたが、9速用買っていたのに気が付かず…

どちらもシマノチェーンとはかけ離れた見た目。金チェーンの軽薄さを感じさせる作りが不安になります。持った感じの重さもかなり軽く感じます。


ミッシングリンクは1回だけ使ったことがあり、外すことなく自転車ごと処分してしまいました。最初に知って購入したのがコネックスリンクだったのですが、いつのまにかミッシングリンクが連結パーツの代名詞のようになっていたので再購入してみました。
使ってみた感想は最悪です。装着しにくいのでイライラします。さらに間違えて片側ピンだけハマってしまったので取り外そうにも固すぎてうんこ。つーか、着脱に工具必要なんかこれ?終わった… 変速性能に差があったとしても利便性でコネックスリンクの圧勝じゃないですか。手で着脱できるほうがいいし、工具必要ならアンプルピン使うのと大差ない気がしますよ。と言うわけで外れないので別部位のコマをカットして対処しました。中華チェーンの付属品が大抵このタイプになっていますので、とりあえずアリエクで着脱工具注文しましたよ。(遅延でなかなか届きません)
この他にストックとして Bucklos BC9 Gold 9speed ¥990 (2本目)、ZTTO Z9 9speedチェーン ¥656、NANLIO x9 9speedチェーン ¥937、ZTTO 9速用チェーンコネクター6個パック¥310を購入。国内ですとシマノの地味な低グレードチェーンでも¥3,000近くするので中華チェーンを買い込んでおきました。

低走行だからもったいない気がしなくもない

クランク表面のアウター位置がいちばんしっくりきましたが、裏面のミドル側に取り付けました。後ろ11-32Tの旧スプロケで動かしたところ全く問題無し。しかし、新スプロケの11-42Tで問題が発生しました。リヤディレイラーとスプロケが接触します。調整がどうのこうのと言ったレベルは超越しており、明らかに無理がある感じです。
どうやらリヤディレイラーの最大歯数をオーバーしていた模様。トータルキャパシティは意識していましたが、最大スプロケ歯数は見落としていました。この数字を意識する環境になかったと言うか、以前はこんな巨大スプロケ売ってなかったので…
使っているリヤディレイラー(SRAM X7)は34だか36Tが最大許容歯数なので42Tは使えないというわけです。となると、コンポ総入れ替えしちゃう?と考えるのは当然でして、下調べ開始。CUESだのESSAだの知らん名前が結構あるな…
無難なのはやっぱりSLXかな。フロントシングルで11速だと最大46Tまで対応とのこと。新しめのリヤディレイラーなら46T行けるのか。けど何が違うんだろう?と言うことで見た目を観察してみました。ディレイラーハンガー取り付け部分のボルトと言うかピボット部分が1個増えて何だか見た目が長いですよ。スプロケ大径化でディレイラーの移動範囲が大きくなるから仕方ないのかな。でも後付けパーツ感がしてイマイチだなー。
後付けパーツ?そうだった、アダプターやらスペーサーで何とかなるのが自転車だったのを忘れていた。そもそも9速巨大スプロケなのに9速用ディレイラーが使えないというのもおかしな話なわけで。

ディレイラー取り付け部の延長パーツ、エクステンダーと言うやつですよ。よくわからないのでアリエクで2個買いました。早く入手したかった気持ちもありますが、他にも欲しいものがあったのでアリエクで注文です。2個で¥1,274でした。
オイルスリックカラーの方は使えない形状でした。おそらくエンド形状で買うべきパーツが変わってくる感じ。黒い方がすんなり取り付けできましたが、取り付け角度がフリーとなっており、どの角度で付ければよいのか見当が付きません。とりあえず適当な角度に固定してみたところスプロケとディレイラーの接触は無事解消。
しかし、これでは終わりません。最大ローギア時にチェーンが外れます。フロントチェーンリングをスペーサー使ってインナー同等まで寄せてもダメです。ナローワイドチェーンリングでも普通にチェーンが外れてきます。最大ローギア以外は普通に変速しますね。
最大ロー時にディレイラーのケージが伸びきっていてかなり無理をしている感じだったのでフロントチェーンリングを38T→34Tに変更しチェーンに余裕を持たせてみたところチェーン外れ解消。
チェーンの長さを決める時に最大ギア同士にチェーンをかけて2コマ足す方法で長さ決定したのですが、これだと不具合が出た格好になります。フロント34Tに変更してチェーンに余裕を持たせはしましたがまだディレイラーに無理をさせている感じがしました。と言うわけで、チェーン継ぎ足しを敢行。長さの設定は後ろハイギアにチェーンをかけてチェーンがギリギリ弛まない限界の長さにしました。これで1本のチェーンに連結コネクター4個の状態になってしまいました。
ここでようやく実走テスト行いました。結果は異常なしですが問題はありです。機械的には正常に動作していますが、ギア比が気に入りません。嫌なところで飛んでいる感触です。巡行速度も毎時20km前後なので最大ギアは問題ないです。最小はもっと軽くてもいいくらいですがこのままでも構わないレベルです。問題はワイドレシオ化の弊害が体感できるところですね。どうしてもつながりが悪い感じがぬぐえません。これ12速化で解消するパターンか。
あああ、チェーンリング38Tを色違いでもう1枚購入してあるので、合計で3枚所持。チェーンは4セット買ってしまったのでここまで小物を合わせて¥9,000程度の出費です。12速化したらすべてが無駄に…
12速にしたらランニングコストも上がるので経済的にさらに打撃を受けます。と言ってもシマノはコスパがいいですし、使用頻度から言えば気にするほどのコスト上昇でもないのですけれども。
それと、現在の自転車の状態はケーブル除くとシマノパーツゼロと言う稀有なモノなのでいまさらシマノ化するのもなぁ。別にシマノアンチとかではありませんよ。とりあえず当分の間は9速で様子見ですかね。
一応駆動系は完成が見えてきたのでシフトケーブルを張り替えを実行しました。ここでもトラブル発生です。
シフターのゴムキャップが劣化でボロボロになり外れないので分解しました。


ハンドル上の部品をほとんど外さないとシフター外せないのでシフター分解は非常に面倒な作業です。
新しいケーブルを取り付けて、何度かディレイラー側のケーブル固定をやり直ししていたらシフターが空打ちして動作しなくなりました。ゴムキャップ除去時の分解で何かやらかしたのかな?と思い、ハンドルに組みつけたままでもう一度分解してみましたが特に異常なし。何でシフター空打ちするのかなぁ?と考えつつ武器庫からこれを引っ張り出しました。

フフフ、気まぐれでなぜか購入しておいたこいつの出番が来たようだな。と思ったのですが、実は何のことはなく、シフターリセットしないままワイヤー固定していたというオチに気が付いてしまったのでツイストシフターの出番は消滅しました。
実走テストもOKでした。でもね、まだ完成宣言は出せないのですよ。ゴテゴテ系自転車なのでもう少しつけなければならないパーツがあったり、ワイヤーの再張り替えだったり。次回自転車記事に続きます。
おわり
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